1990s vintage

【サイズ】裄丈87
肩幅なし
袖丈なし
身幅64
着丈78
(cm)

モデル: 172cm, 61kg

【素材】タグ無しにつき不明、恐らくウール

【コメント】

おそらく90年代頃に作られた、クルーネックカーディガン。素材はウール×アクリルでしょうか。古いウール特有の、チクチク感はありません。


「古着でこういうアイテムはなかなか見つかりません！」

「こういう柄は珍しいです！」

古着屋の商品紹介でよく聞く言葉ですね。常套句ってやつかな。

でも、それって別に嘘なんかではないと思います。
古着って、セレクト・ショップとかユニクロとかみたいに、XSサイズからXLサイズまで、在庫取りそろえてます！

みたいなわけじゃないから、そのお店に同型の洋服が入荷することは基本的にはないし、必然的にそういった、洋服として「珍しい」要素を持った品が古着屋の店頭に（あるいはオンラインサイト上に）並ぶことがあると思います。

そして、世間では、そういった「珍しい」とか「一点ものである」といった要素が古着の魅力として語られることが、往々にしてある。

かく言うオーナーがこのカーディガンをセレクトした理由も、古着として「珍しい」要素をもっているから。

ニットとしてはよく見るホワイトカラーだけど、これみたいに良いサイズのものを探そうとすると意外とない。合わせはレディースだけど、メンズでもほどよいゆとりを持って着れるサイズ感がいいですね。

この時代のレディースのニットには下手に装飾が入っていることが多いけど、単色でナチュラルで、着やすいデザインのものは珍しい。

このような「珍しさ」がこのニットをセレクトした理由です。

けれどオーナーは、このニットがただ単に珍しいから、皆さんにオススメするのではないです。

さきほど挙げた「珍しさ」はすべて、ファッションアイテムとしての洋服の「良さ」に繋がっている。ファッションとして、おしゃれに着れる「珍しい」要素を
持っているから、このニットをセレクトしました。

「古着でこういうアイテムはなかなか見つかりません！」とか、「こういう柄は珍しいです！」という売り文句の古着はよく見るけれど、その「珍しさ」がファッション的な「おしゃれ」に繋がっているものって、意外と少ないんじゃないかと思う。

もちろん、「珍しさ」が古着の持つ魅力ひとつではあると思う、それを古着を売る理由にするのも、買う理由にするのも、決して悪いことじゃない。

けれどオーナーとしては、「珍しさ」だけを切り取って、「ファッションアイテムとしての良さ」を置いてきぼりにしないでほしい。あくまでも「おしゃれに着れるから」という理由で古着を買ってくれる人が、一人でも増えてくれたら嬉しい。「古着屋ジュゴニック」の商品だけに限らずね。

あ、おしゃれに着れる古着、他にもたくさん取り扱ってます。よかったら、見てってあげてください。

※背中にシミ、袖にうっすら汚れがあるので気持ちお安くしてます
ですが、古着に慣れている方でしたら気にならない程度かと思います。


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