AD2003 PLAY COMME des GARCONS

SOLD OUT

【サイズ】表記M, 体感L
肩幅46
袖丈68
身幅52
着丈66
(cm)
モデル: 172cm, 61kg

【素材】ウール100%

【コメント】
AD2003のPLAY COMME des GARCONS

2002年からスタートしたプレイの、初期の2003年のアイテム。

カラーはネイビー。

日本製。

ポーランドのグラフィックデザイナー、フィリップ・パゴウスキーが手がけたお馴染みのハートのワンポイント。

プレイを毛嫌いする偏見は捨てましょう。
格好良いです。

まず、素材がなかなか良いもの使ってますね。
ふわっとしたきめ細かいウールで高級感があり、初めて触った時にカシミヤかと勘違いしてしまうくらい、ふわっとしてます。

コムデギャルソンの他のラインと比べて安価なラインですが、ここまで良い素材を使えるのかと、正直驚きました。
まあ、この辺のニットだと定価30000円ほどと、決して「安い」と言ったわけではないのですが。

コムデギャルソンの洋服に通じて感じることは、「素材の選定」のセンスが良いということです。
他の名のあるデザイナーズブランドと比べても、そこまで定価が高くないにも関わらず、毎回「良い」と思える素材を使ってくる。

「密度が高くて、高級そうな生地だなあ」とか、「複雑な生地で、すごいなあ」とかではなく、
「これ、着たいなあ」と思える素材を使ってくる。
（複雑で新鮮な生地を使うこともありますが。）

別に特筆して新しさのある生地を使っている訳ではないし、一見「普通にしっかりした生地」といった印象なんですが、その普通の生地が「着た時」にすごく格好良いんですよね。

多分、そこまで「高い生地」を使ってないんですが、「良い生地」なんですよね。企業努力により、低コストで質の良い素材を実現している点も思いますが、
僕が着たい服、皆さんに着てほしい服というのは、別に「高い素材」を使ってほしい訳ではなく、「良い素材」を使ってほしいのです。

例えば、ヨーロッパのテーラーに強いドレスブランドなどの生地だと、少し高価な、貴重な、質感の良い素材を、「見せつける」ようなそんな素材の選定が多い気がします。個人的に。

でも僕が好きなのはそういうのではなくて、人を良く見せるための服。
服が独り歩きせずに、人を立ててくれる服。そういう服が好きなんです。

コムデギャルソンは素材選びから、服の形、シルエットまで、それを感じます。特に昔のものとか、現行だとシンプルなものに。

現行のコムデギャルソンで、「人を立てる服」というものを感じるブランドラインを挙げると、今回紹介する、プレイもその一つ。

形も、素材と同じように、一見普通で媚びないオーセンティック。
「普通なのが逆に格好良い」というよりは、「普通なのに、何故こんなに格好良いのだ⁉︎」と毎回感じながら着れる服。
派手で自分しか着ていない服を着ている時に感じる、「尖ったような高揚感」を感じられる。シンプルで普通な服なのに。

プレイのコンセプトは「デザインしないこと」。
僕の好きな、昔のコムデギャルソンのメンズにも共通点するコンセプトですね。

ちなみに、プレイのハートを手がけたパゴウスキー氏がASHとコラボで出している、スニーカーもなかなか可愛いのでおすすめです。

プレイがこんなに魅力的に見えるのも、彼のグラフィックのクオリティのおかげでしょう。

しっかりリペアされているので目立ちませんが、お腹付近によく見るとリペア跡があります。
画像ご確認ください。

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